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書籍化プロジェクトについて

この書籍発刊プロジェクトは、フォトグラファーの芝⽥満之、雑誌編集者の林芳史、フォトグラファーの⽊頃裕介、そして書店店主の鎌⽥啓佑の4名で企画されています。

1999年8月30日、48歳という若さでこの世を去った大野薫さん。サーフィン黎明期からプロとして活躍しながら、東京・⽬⽩、湘南・鵠沼に伝説のサーフショップ「パイナップルべティーズ」をオープン。カリフォルニアのカルチャーをいち早く取り⼊れ、⽇本のサーフィン⽂化や西海岸的ライフスタイルの礎を築いた。薫さんに影響されたサーファーは数知れず、その多くが“カオル・チルドレン”と呼ばれ、現在でもシーンの第⼀線で活躍している。没後26年経った現在、サーフィンは(スケートボードも)オリンピック競技になり、不良の遊びから高尚なスポーツへと昇華した。 ラインナップは人で溢れ、ボードは多様化し、様々なスタイルが生まれた。その一方で、サーフィンの本質は失われ、没個性と言われて久しい。「もし薫さんが生きていたら……」。

彼はいまのサーフシーンをどう見るだろうか? その背中で若い世代に何を伝えてくれるだろうか? そんな考えに思いを馳せた3人のクリエイターが、盟友でもある写真家・芝田満之さんの元に集まり、書籍の発刊を目指すことになりました。

タイトルは「Badfish 〜大野薫、夢の続き〜」。薫さんを知る世代には懐かしく、若い世代にはどう受け止められるか? 薫さんに最大限の敬意と愛情を込めて、発刊プロジェクトをスタートします。

【スタッフ】
編 集:林芳史(SALT…編集⻑)
編 集:⽊頃裕介(フォトグラファー)
編 集:鎌⽥啓佑(Books & Gallery海と本オーナー)
アートディレクター:白谷敏夫
カバーデザイン:稲野清
アドバイザー:横山泰介
アドバイザー:芝田満之